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2015年4月20日(月) 沖縄タイムス 朝刊

新緑の絶景ロード 満喫

 夕日が美しい時間「マジックアワー」に走る第5回マジックアワーRUNin今帰仁村が18日、今帰仁村総合運動公園を主会場に開かれた。コース上の古宇利大橋やワルミ大橋からの景観を楽しみながら、ハーフの部と11キロの部合わせて約3千人が健脚を競った。地元の住民やボランティアスタッフは、沿道や主会場から熱い声援を送り、ランナーの背中を押した。

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2014年4月20日(日) 沖縄タイムス 朝刊

宇茂佐 一気スパート

 【マジックアワーRUN取材班】18日、今帰仁村総合運動公園を主会場に行われた「第5回古宇利島マジックアワーRUNin今帰仁村」のハーフ(21・0975キロ)の部男子は宇茂佐隼人(本部町)が1時間16分18秒で制覇し、女子は安里真梨子(豊見城市)が1時間27分31秒で優勝を飾った。両選手共初出場で頂点をつかんだ。11キロ男子は宮城友紀(名護市)が40分19秒、女子は松村綾乃(那覇市)が55分22秒で栄冠に輝いた。

[ヒーロー]33歳公務員ランナー 体力温存が奏功

PICRH20150418_000442.jpg1時間16分18秒でゴールする宇茂佐隼人(本部町) 「想定通りの走り。優勝できて良かった」。男子1位の宇茂佐隼人(本部町)は、小さく両拳を握り、表情を緩めてゴールテープを切った。
 かつてNAHA、おきなわの両マラソンで2位に入った実力者。この大会は初出場で「タイムにこだわらない。優勝を目指す」と勝利優先で、レースに臨んだが序盤から高低差のある難コースに苦しめられた。
 特にペース配分も考えず、焦りもあったが、並走する児玉明紀に救われた。5日のあやはし海中ロードレースでも横に付け、残り2キロで抜け出して3位に入っていた。「付いて行けば競り勝てる」
 折り返して勝負とみるや温存していた体力を振り絞り、一気にスパート。「相手は苦しそうだった」と追い上げを許さず、最後の約2キロを独走だった。
 沖縄工高時代に2度の都大路を経験し、現在は本部町役場で働く公務員ランナーの33歳。「沿道には知り合いもいて、名前で呼んでくれた。地元の大会はいいな」とさわやかに笑った。(粟国祥輔)








[ヒロイン]安里、初挑戦V  ブランク明け復活

PICKH20150419_A0017000100C00006.jpg女子トップの1時間27分31秒でゴールする安里真梨子(豊見城市) 安里真梨子(27)=豊見城市=が初出場の大会で優勝を飾った。出産と子育てで2年間ブランクがあった。練習を再開したのは昨年末。未知のコースだったが、アップダウンの激しさにうまく対応、独走でトップを守りきった。
 「上りでは負けない」。前半の下りを抑えて、後半の上りに備える戦略を取った。ワルミ大橋手前から緩やかに続く上りで、前方を走る男性ランナーの背中を追い、「一人ずつ拾っていくイメージ」で抜き去った。「アップダウンがきついのは分かっていた。作戦通りにいった」と笑顔を見せた。
 ハーフの自己ベストには10分届かなかったと苦笑いするが、「本格復帰に向けていいステップになった。まずまずのスタート」と前を向く。
 都道府県駅伝のメンバー復帰とマラソンの自己ベスト更新に向け、今後も練習に励む。(榮門琴音)


宮城一人旅 11キロを連覇

 11キロ男子は宮城友紀(26)=名護市=が自身の昨年の記録を1分以上縮めて2連覇を飾った。「自分が思うペースで走れた」と納得顔。折り返し寸前、ワルミ大橋の下りでスパートして並走者を振り切り、復路は一人旅だった。毎日仕事が終わってから10キロ以上走り込み、北部の大会を中心に出場する。「若い人に負けたくない。来年は39分台を目指す」と語った。

女子は松村 圧倒的強さ

昨年までハーフの部に出場し、40代の部で3連覇した松村綾乃(44)=那覇市=は、今回から11キロに転向したが、強さは変わらず、スタートから先頭を守り続けた。
 11キロの前大会の上位選手のタイムを見て設定した1キロ5分の目標通り、55分22秒でゴールした。部門別の優勝はあってもゴールテープを切るのは初めてで「感無量」と大喜びだった。

2015年4月19日(日) 沖縄タイムス 朝刊

宇茂佐・安里が初優勝
マジックアワーRUN 計2898人完走

PICRH20150418_000359.jpg絶景を眺めながら駆け抜けるジョガー=19日午後、今帰仁村・古宇利大橋(伊藤桃子撮影)【マジックアワーRUN取材班】古宇利大橋とワルミ大橋を走るハーフマラソン「第5回古宇利島マジックアワーRUNin今帰仁村」が18日、今帰仁村総合運動公園を主会場に開催された。ハーフの部男子は宇茂佐隼人選手(33)=本部町=が1時間16分18秒で、女子は安里真梨子選手(27)=豊見城市=が1時間27分31秒でゴールし、いずれも初出場で優勝した。
 ハーフは2585人が出走し、2361人が完走(完走率91・3%)。11キロは553人が出走し、537人が完走(同97・1%)した。
 主催は同村、村教育委員会、村議会、村体育協会、村商工会、村区長会、村観光協会、村女性の会、村青年協議会、沖縄タイムス社でつくる実行委員会。

2014年4月7日(月) 沖縄タイムス 朝刊

マラソンの安全祈願
19日 古宇利島マジックRUN

PICKH20150407_A002500010L100012.jpg 【今帰仁】18日に開かれる第5回古宇利島マジックアワーRUN in 今帰仁村(主催・同実行委員会)の安全祈願が4日、村の古宇利島であった=写真。
 大会実行委員長の與那嶺幸人村長や宮城博政区長らが、通称「お宮」と呼ばれる島の祈願場所と古宇利大橋のたもとの広場で、ランナーの安全と大会当日の好天を祈願した。
 與那嶺村長は「大会は5回目を数え、古宇利大橋が開通して10周年の節目の年でもある。大会運営に一丸となって大成功にしたい」と期待した。
 大会はハーフと11キロの部があり、今回は過去最高の3500人余がエントリー。

2015年4月17日(金) 沖縄タイムス 朝刊

大会直前特集 あす号砲

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2014年11月28日(金) 沖縄タイムス 朝刊

今帰仁で来年4月18日
来月1日から受け付け

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2014年11月29日(土) 沖縄タイムス 朝刊

来年4月18日に開催
来月1日から出場者募集

【今帰仁】「第5回古宇利島マジックアワーRUNin今帰仁」が来年4月18日、夕暮れの古宇利大橋を渡るコースをメーンに開催される。同実行委員会は28日、今帰仁村総合運動公園で会見し「多くの人に楽しんでもらいたい」と呼び掛けた。12月1日から募集開始し、応募期限は来年1月末。定員に達し次第、締め切る。
 同大会は夕暮れの時間帯を走るため、午後3時半にスタート。同村総合運動公園を発着点に、古宇利大橋を渡って同島のふれあい広場を折り返す日本陸連公認コースのハーフマラソン(21・0975キロ)と、ワルミ大橋を折り返す11キロの2コース。会場には託児所もあり、伝統芸能や地元特産品でもてなすふれあいパーティーも開かれる。
 実行委員長の與那嶺幸人村長は「夕日の最も美しい時間帯を楽しみながら、県内有数の景勝地であるワルミ、古宇利大橋を渡るコースを体験してほしい」とPRした。
 定員はハーフの部4千人、11キロの部500人、参加費は4500円。申し込みは、大会パンフレットの専用用紙か大会公式サイト、沖縄ファミリーマートの「Famiポート」から。
 問い合わせは村経済課、電話0980(56)2256。沖縄タイムス広告局、電話098(860)3573。